Twitterその他のSNSを覗くと、「マンションを買ってよかった」というポジトークやマウントを見ることがたくさんあると思います。SNSに常駐して頻繁にマンションのことをつぶやいているような人達はさておき、私達のような庶民にとってはマンションは長期目線の買い物であり、本当に良かったかはかなり先の将来まで分からない話だと思いますが、現時点での話として、マンション購入の前後でどういう変化があったのかを書いていきたいと思います。
なお、最初に言っておきますが、マンション購入記でも述べたとおり、私が購入したのはタワマンではなく小規模マンションです。また、これまでの社会人になってからの居住歴(従前は全て賃貸)は以下のような感じです。
マンション買って良かったこと
リビングが広い
子供がいるとリビングの広さは正義です。前宅に住んでいるときは子供がまだハイハイも始めていなかったので50㎡台でも暮らしていけると思っていたのですが、子供が歩き回るようになってからは、前の家では全然リビングのスペースが足りていなかったと思うようになりました。やっぱり、リビングは15-20畳くらいあると快適だなと思います。
玄関が広い
これまであまり気にしていなかったのですが、意外と満足感が高かったポイントがこの玄関の広さです。何といっても、ベビーカーを畳まずに置けるのは非常に快適です。玄関でベビーカーを畳むことがなくなったので、畳み方を忘れてしまい、外出先で畳む必要が出た際にアタフタするようになりました。
風呂がデカい
浴槽のサイズが1620なのも良い点ですが、それよりも洗い場にゆとりがあるのが嬉しかったです。なお、私は日本人の平均身長くらいですが、浴槽は、子供と二人で入浴することを想定しても、必ずしも1620ある必要はないのかなと思います。
一部屋増えた
前宅も2LDKだったので、自分用の仕事部屋は確保できていましたが、子供用のスペース・玩具等がリビングを占拠してしまっていました。新居の購入により子供部屋が新たに設置され、子供が好きに散らかしていいスペースができたのは非常に使い勝手がいいです。玩具やクレヨン等を使い始めるとそれを実感します。
住人の質が変わった
新居は前宅から大して離れていないのですが、新居には、我が家と似たようなファミリー世帯ばかりが住んでおり、子連れで嫌がられる可能性が皆無なのは非常に気が楽です。これはファミリーサイズの物件を中心に構成された小規模マンションに特有のことかと思います。単身向けの1Rからファミリーサイズまで、さらには低価格帯の低層階から高価格帯の高層階まであり、賃貸に出される割合も高いタワマンでは、もっと色々な人達が入り混じっているものと思います。
なお、前宅のマンションも割合的には落ち着いてる人が多かったのですが、たまにyoutuberっぽい派手な髪色の若者や、平日の午前中に外車で送迎されてゴルフバッグ担いで帰ってくる派手な姉ちゃんとかを見かけることがありました。
マンション買って残念だったこと
マンションを購入したといっても、100点満点の物件を購入するなんてのは無理です。新築から中古マンションに引っ越したということもあり、いくつか気になる点や今でも若干不便を感じている点はあります。
新しくない
中古のマンションなので、当然ピッカピカではありません。ただ、床以外はリフォーム済みであり、エアコン、浴室、キッチン、トイレの設備も最新で、床に多少の傷はあるものの、全く気にならないレベルでした。拙宅はそこまで古くないですが、専有部の住み心地という観点では、リフォームすれば築20-30年とかでも大して問題にならないように感じました。見栄とか資産価値という観点では、築年数はどうしても大事になってしまいますけど。
マンションの共用部分は築年数が経過しているとどうしても年季を感じてしまうと思います。私の場合、小規模マンションであり共用部分は最低限のものしかないので大きな問題はないですが、エントランスのパネルや宅配ボックスに若干古さを感じます。ただ、新築に転居しつ続けない限りは最新の設備に劣ってしまうのは避けられないと思います。
駐輪場
ファミリータイプのマンションなのに、およそ1戸1台しか駐輪スペースがありません。また、ファミリー世帯が多く、電動自転車の使用率が高いこともスペースの不足に拍車をかけています。駐輪ラック以外のスペース活用等、今のところは運用でカバーされていますが、地味に重要な点だったなと感じています。このままでは、子供の自転車すら置くことができなくなってしまいます。
経済的には苦しい
前宅より相当大きな家に引っ越したので当たり前ですが、月々の支払はかなり重くなりました(月々の支出の話は別エントリで解説します。)。コンクリ貯金とかいう人もいますが、経済的に賃貸よりも得かどうかは、後になってみないと分からないものだと思います。まあ、「コンクリ貯金」だと自分に言い聞かせて現実から目を背けないと、これほどの金額が住宅に消えているという事実に耐えられない人が多いのだと思います。
分マンの賃貸じゃダメなの?
以上、私のマンション購入前後での変化を書き連ねましたが、実際のところ、分譲マンションを賃貸しても変わらない話ばっかりです。したがって、マンションを購入するかどうかは結局は購入vs賃貸に関する経済的な見方の問題に収斂してしまう訳ですが、そこは普通に、自分とパートナーのキャリアプラン(引越・転職・減収リスク)及びキャッシュフロー、金利・マンション価格と賃料相場を見て自分で判断しましょう。
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